二十頁目 -ラジオ-
疲れている時に道の駅などで休むと急に凄く眠くなる。
予定まではまだ時間があったので、シートを倒して少し眠る事にした。
ラジオでも聞きながら寝ようと思い適当な周波数に合わせると、聴取者から送られてきた川柳を読み上げそれにコメントを付けるという番組がやっていた。
それをぼーっと聞いていると、ふと一句思いついたので早速送ってみた。
しかし運良く詠まれるとしても、私より先に送っている人が沢山いるので後の方になるだろう。
そう思い、眠るのをやめラジオを聞きながら付近をドライブした。
しかし結構長い番組の様で中々詠まれ無いし番組も終わらない。
そうしているうちに、予定の時間が来てしまった。
果たして私の句は詠まれたのだろうか。
とても気になるがもう知る手立ては無い。