三十三頁目 -悪酔い-
いくら焼酎が悪酔いしにくいと言っても、飲み過ぎるとこたえる。
こんな時は水を飲んで眠るのが一番だ。
皆さんも飲み過ぎにはご注意を。
三十二頁目 -秋の風-
季節には独特の風があると思う。
春の風、夏の風、秋の風、冬の風。
それはどんな風なの、と言われても説明出来ない。
何か感覚的に感じるものだ。
そして、これを一番感じるのは季節の変わり目。
今日、秋の風を少し感じた。
私は日本の四季が大好きだ。
春には桜、夏には青葉、秋には紅葉、冬には枯葉。
一年中違った景色を見せてくれる。
三十一頁目 -不幸-
楽あれば苦がある、という様に幸せがあれば不幸がある。
昨日は幸せな事があり、とても良い一日だった。
しかし、今日はそれを遥かに上回る不幸に見舞われた。
それも連続で一日中不幸な事が積み重なり、年甲斐もなく真っ青で冷や汗をかき泣きそうになった。
あんなに下唇を噛み締めたのは生まれて初めてだ。
こんな時は人の温もりに触れたくなるが、生憎独り身なので酒の温もりで我慢しよう。
三十頁目 -雨-
気がつくと土砂降りの雨が地面に打ち付けられる音がする。
最近台風が過ぎ去ったばかりだが、まだ雨の日が多い。
私は雨の景色が好きだ。
同じ場所から見る景色でも、雨が降っているだけで全く別の場所に見える。
それに雨音も加わってとても幻想的だ。
まるで夢と現が交わった様な気分になる。
二十九頁目 -オクラのマリネ-
最近、冷蔵庫にある余り物で居酒屋にあるような料理をよく作っている。
今日はオクラが余っていたので、オクラのマリネを作った。
見た目も良く、味も美味しく我ながらいい出来だった。
やはりいい酒にはいい肴が無いといけない。
二十七頁目 -分析-
私は人をよく分析する。
悪趣味だと思われるかも知れないが、これには理由がある。
私は人嫌いで、親友と言えるほどの人は一人二人しかいない。
なので相手がどんな人間なのか分かっていないと、とても友人にはなれない。
分析して、自分に合いそうに無い人とは距離を置き合いそうな人とは親睦を深める。
能天気に誰とでも友達になれる少年少女が羨ましい。
純粋さは年と共に失っていくものだと思うし、大人になっても純粋な人は見た事がない。
裏表があると言えば悪い言い方だが、人を不快にさせないために本音を隠す事はとても大切だと思う。
そういう裏表すらない大人は純粋と言うより阿呆だ。
純粋さは子供にはあるべきものだが、大人にはあってはならないものだ、と思う。